2011年の誕生以来、『Hogara』は、“女性が今ほしいもの”という当事者視点を追求しながら、繊維に180年以上携わってきた”作り手の責任“を持ち、もの作りを行っています。例えば、第一弾製品である『オーガニックコットン吸水ショーツ』は、生理期間の新しい選択肢として開発。
採用しているオーガニックコットンはトレーサビリティを守り、どこで誰が作ったのかを明らかにし、豊富なカラーラインナップは規格外などで市場に出回らない、廃棄予定の食材から成分を抽出したプロジェクトであるフードテキスタイルを用いて展開しています。
2024年10月11日発売の『Hogara マイルドバイオシートマスク』も、『Hogara』の理念を体現したアイテムです。
「なぜ、シートマスクなの?」
『Hogara』は、使い捨てシートマスクに疑問を持っていました。シートマスクは、肌の健康管理として欠かせないアイテムです。また、シートマスクを取り入れている時間は日常の中にある、ほっとひと息をつける大切なひととき。だからこそ、「もっと環境に配慮した形で作ることができないだろうか……」と考え、約2年前から製品開発を進めてきました。
そこで着目したのは、木材を原料とするセルロース繊維、『VEOCEL™(ヴェオセル™)』 この繊維を使って、シートから開発しました。*2
ヴェオセル™繊維の特徴
1.自然に戻ることができる
再生可能な木材資源で作られていることから生分解性が高く、環境への影響を抑えることができる素材です。土壌中や海水中でも微生物によって自然に分解されるため、コンポスティングが可能。*2
2.環境に負荷が少ない生産プロセス
ヴェオセル™リヨセル繊維は、環境に配慮したクローズド・ループ生産プロセスで非常に高い評価を獲得しています。これは、生態系への影響が少なく、資源効率に優れた生産プロセスで、木材パルプをセルロース繊維に変換する生産方式です。この溶剤紡糸プロセスでは、工程用水は再利用され、溶剤の回収率は99%を超えています。それがとっても魅力。*2
3.刺激が少ないシルキーな肌触り
柔らかくなめらかで、シルクのような触感もヴェオセル™繊維の特徴です。肌への刺激が少ないため、敏感肌でも取り入れていただけます。*2
4.強度と耐久性、水分保持力が高い
不織布としての優れた強度と耐久性を持ちながら、水分保持力が高いという特性があるため、シートマスクに適した素材です。*2
パッケージは、最終的にゴミになってしまうけど、製品の梱包には必要です。
だからこそ、『Hogara』の理念をしっかりと反映させています。
これまでにも、『オーガニックコットン吸水ショーツ』のパッケージを洗濯ネットにすることでゴミの削減につなげ、取扱説明書には、広島県の原爆ドームに毎年届く多くの折り鶴を再利用する『カラフルウィッシュ』を採用。
環境・社会貢献につながる取り組みを行っています。
そして、毎年約260万トンの産業廃棄物が処理されていることをかんがみて『Hogara マイルドバイオシートマスク』のパッケージには、卵の殻を乾燥・粉砕・パウダー状にして、紙の原料であるパルプに混ぜ込んだ環境配慮型の紙素材を用いています。
その『Hogara』らしさは、配合成分でも追求しました。
健やかな落ち着いた肌へと導くグリチルリチン酸2K、機能が異なるセラミド3種(セラミドNG,セラミドNP,セラミドAP)をカプセル化して肌への浸透性(*1)を高めたセラミドエキスを筆頭に、オウゴン根エキス、ナツメ果実エキス、カワラヨモギエキス、マグワ根皮エキス、カンゾウ根エキスの5つの植物性保湿成分が乾燥による外的刺激をケア。
さらに、昼はバリア、夜は保湿という肌の役割を手伝い、バランスを整えて乾燥に負けない肌へと導くとされる成分であるブドウ果実エキスも配合しています。
このブドウ果実エキスは、長野県のワイナリーで育てられたワイン用のシャルドネを搾汁後、本来は廃棄する果実から抽出されたもの。サステナブルな成分として、『Hogara マイルドバイオシートマスク』の個性を彩っています。
シート素材やパッケージ素材の選定から美容成分まで、『Hogara』が大切にしている当事者視点と作り手の責任を追及して誕生したのが、『Hogara マイルドバイオシートマスク』です。
日常的に使用するシートマスクに“ちょっといい選択”を。
『Hogara マイルドバイオシートマスク』が、肌にも環境にも嬉しい選択につながっていくひとつのきっかけになれるとうれしいです。
*1 角質層まで
*2 Lenzing AGのポリシー、認証、ガイドラインに関する詳細は Lenzing – Innovative by nature をご覧ください。
VEOCEL™ とヴェオセル™はLenzing AGの商標です。